橋本市民狂言 第9回

 昨日は節分。
 その前日が日曜日で、各地で節分の行事が行われていたようですね。
 去年は京都の節分をあちこち飛び歩いて堪能しました。
 厄除けの効果があったのかどうかわかりませんが、こうして元気に暮らせているのは良かったのでしょうね。

 節分は24節気の初めで立春の前日ですね。
 冬の最後の日。新しい年を迎えるにあたって厄払いをします。
 魔滅(マメ)にちなんで豆を撒いて厄払いをするのですね。
 ところによるとイワシの頭を柊の枝につけて門にさして魔除けをするところもあるそうです。
 最近はやりの"新コロ"ちゃんに効くといいんですがね。
 そうわ、いかないんでしょうね。
 くわばらくわばら。

 話は大分それてきたようですが、今年の年回りは"暗剣殺"で、なおかつ"五黄殺"、"歳破神"ときていますね。
 ことしはじっと我慢が何よりの年回りのようです。

 ここしばらくは、"新コロ"ちゃんに逢わないように用心用心。

 さてさて、今年は、地元橋本で久しぶりに橋本市の市民狂言を堪能させていただきました。
 何と今年で9回目。前身は紀ノ川狂言と言われていたそうですが、紀の川市が誕生してから名前を橋本市民狂言とされたそうな。
 前身からだと29回にもなるそうな。
 結構、古い歴史で続けられていることでしょう。
 さらに、来年は第36回国民文化祭が和歌山県で催されます。
 "紀の国わかやま文化祭2021"です。期間は令和3年10月30日(土)~11月21日(日)です。
 たくさんの国の文化に触れるいい機会です。楽しみにしています。

 この橋本の市民狂言は今年は3部構成になっていました。
 まずは、第一部 こども狂言です。
 "以呂波(いろは)"。
  妹に姉が四十八文字の『いろは歌』を教えようとしますが、妹は筋違いな返答ばかり。
  姉は何でも自分の言う通りにオウム返しの口真似を命じますが・・・。
  なかなか息の合った掛け合いが楽しいこども狂言でした。
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 "口真似(くちまね)"。
  知人から樽酒をもらった主人が、召使に気心の知れた者と盃を交わしたいと相応の人を誘って来いと命じます。
  誰に声をかければ良いのか困った召使ですが、思い浮かんだ人物は、大の酔狂人、どうなりますことか。
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 "痺(しびり)"。
  急な客人を接待するために、主人は召使に酒の肴を買ってくるように命じます。
  いつも、こき使われている召使は、嫌気と怠け気分から、足が痺れて動けないのでお遣いに行けないと。
  嘘に嘘を重ねるとどうなるか。おもしろい展開がまっています。
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 "柿山伏(かきやまぶし)"。
  永年の修業の帰り道、喉の渇いた山伏は道中で柿畑を見つけ、苦心の末に木に登り、柿をいくつも無断で食べ始めます。
  そこへ、持ち主が現れ、山伏を見つけ、あの手この手でからかって困らせます。
  さてさて、どうなりますことやら。
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 第二部は大和座狂言事務所による狂言。
 "蝸牛(かぎゅう)"。
  山伏が修業を終えての帰り道、竹藪の中でひと寝入りしていると、主人の言いつけで、長寿の薬になるという蝸牛(カタツムリ)を探しに来た太郎冠者と出くわします。
  「竹藪には必ずいる」と教えられて来た太郎冠者は、黒い兜巾(ときん)をいただいた山伏を見つけ、すっかりカタツムリだと信じ、主人のところに連れ帰ろうとします。
  山伏と浮かれているところに、帰りが遅いと心配した主人が見つけ「あれは、カタツムリではなく、山伏で売僧(まいす)だ。」と注意するのですが。
  山伏と、太郎冠者と主人の演技をお楽しみに。 
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 第三部は橋本狂言会の狂言。
 "神鳴(かみなり)"。
  都のやぶ医者が東国へ下る途中、広い野でにわかに空が曇り、《ピカピカ、ゴロゴロ》。
  雷が医者の前に。雷は雲間から落ちて腰を打ったと。おののきひれ伏している医者に治療を命じます。
  医者はやむなく、大きな鍼(はり)を槌(つち)で鬼の腰へ打ち込みます。
  たいそう、鬼は痛がり騒ぎますが治療を終えると快癒し、昇天しようとします。
  医者が治療費を請求すると雷は持ち合わせがないと。
  かわりに、五穀成就の雨を降らせると約束し、祝福する謡を謳って昇天します。
  滑稽な雷の演技が見もの。
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 のち、小舞があって、最後の狂言。
 "末広がり(すえひろがり)"。
  家来の太郎冠者に、ある果報者〔金持ち〕が目上の人に「末広がり」と言うものを送るために、都へ買いに行くように命じます。
  都に着いた冠者は、末広がりとは何かを何も聞かずに出てきてしまった。
  困った挙句、物売りを真似て「末広がりを買おう」と呼び歩きます。
  そこに、スッパ〔詐欺師〕が現れ、言葉巧みに古傘を売り付けます。
  喜ぶ、冠者に主人の機嫌を直す囃し物も教えます。
  帰宅して冠者が得意げに報告すると、あきれた主人は冠者を追い出します。
  困った冠者はスッパに教わった囃し物を思い出し、謡い、足で拍子をとると、主人も釣り込まれて機嫌を直します。
  心地よい、笛の音のお囃子と踊りを楽しみました。
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 狂言の笑いで邪気を払うのでしょうか。
 楽しい節分でした。
 今年も楽しく暮らしたいものです。
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